旭川市が緑が丘・神楽岡地区の境界でポプラなど街路樹の大量伐採を検討している問題で、市は5月の連休明けに、一本一本の木について、倒れる危険性の再調査を始めます。6月にも結果をまとめ、新たな対応を考える方針です。

ポプラ並木2017年6月今月2223日に緑が丘で開いた住民説明会で、市の土木部が状況を説明しました。再調査は道立林業試験場(美唄)が担当します。昨年度に市内の樹木医が行ったような、針を幹に突き刺す調査方法だけでなく、幹を振動させて内部の空洞を測る新たな手法も用い、老朽の程度を調べ直します。

◆土木部長、一連の対応を謝罪/住民説明会で

 
昨年度の調査ではポプラとドロノキ計110本のうち64本に倒木の危険があると診断しました。ところが、調査結果に多くの誤りが見つかり、信頼性が揺らいだため、市は伐採をいったん中止しました。

P20190423ポプラ住民説明会@緑が丘説明会は2日間で住民約30人が参加。市はミスを認め、住民説明も不十分だったとし、土木部長が「申し訳ございません」と謝罪しました。数字の記入やグラフの読み取りに単純ミスがあり、調査機器の故障や使用方法が間違っていた可能性もあるため、「危険性が実態より多めに出たかもしれない」ということです。

住民からは、危険防止のため伐採を求める声と、景観を変えないでほしいという伐採反対の意見の両方が出ました。土木部の担当者は「危険な木を放っておくことはできませんが、本当に危険かどうかがわからなくなっているのです」と、再調査に理解を求めました。

土木部長は「私も現地を数回歩いてみました。見るからに悪い木と、判断が難しい木がありました。改めて説明会を開き、皆様と意見交換をします」と話しました。

 

写真上=緑が丘と神楽岡の境界にある街路樹(2017年6月、あずま撮影)

写真下=住民に説明する旭川市の土木部長ら(2019年4月23日、緑が丘住民センターで、同)