私は、本議案に賛成します。以下、理由を述べます。

 

 先ほどの質疑で申し上げた通り、本議案には、議会の独立性が損なわれる懸念がありました。近年、地方議会が行政の追認機関になっているという批判があり、立法機関と行政機関の距離が近づき過ぎることへの懸念が背景にあります。

 

 ただ、三権分立や二元代表制といった民主政治の枠組みに支えられている議会の独立性は、理念として不断に追求するべきですが、一方で、目の前の地方自治の現実を無視するわけにもいきません。国政と違い、財源や人員の制約の中で、立法機関と行政機関が部分的に相手の機能や資源を活用することで、任務を果たせている現実があります。それを否定して完全な独立性にこだわることは、大きな非効率を生み、様々な環境の変化に対応する力をそぐことになるでしょう。

提案議員からの答弁で、議会意思に基づく改正が可能であることを確認しました。個々の議員の意識により、行政側との適切な距離が保たれることを信じたいと思います。

  加えて、期末手当の従来の決め方に対し、それに携わってきた議員たちから改革の必要性が訴えられたことには、一つの現場感覚が反映されていると考えます。「毎年協議に要してきた時間を他の政策議論にあてられる」との答弁は、山積する市政の諸課題に少しでも時間とエネルギーを振り向けようという、前向きな態度と受け止めます。提案議員がおっしゃられたように、今以上に活発な政策議論をしようではありませんか。
 議会運営員会等で時間をかけて協議され、全会一致ではないにせよ、おおむねの理解を経て複数会派からの議員提案に至った経緯も、尊重します。

                       平成301220日 あずま直人