P20180404議運

 以前から旭川市議会は無所属議員にやさしい議会だなと、うすうす感じていたのですが、自分が無所属となってみて、やっぱりそうだなと思いました。先輩議員の方々が築いてきた伝統のおかげだと思います。

きょう4日、議会の進め方を話し合う議会運営委員会(略して議運)に、無所属となってから初めて出席したのですが、委員長から「次の臨時議会の審議方法をどうしたらよいと思いますか、無所属あずま議員?」と、意見を聴かれたのです。もちろん私だけでなく、自民、民主など5つの会派の代表者と他の2人の無所属議員と順番に意見を求められたのです(※)。

議運の中で無所属はオブザーバーの立場ですが、旭川市議会では無所属を過度に差別せず、大人数の会派や中小会派並みの発言機会が与えられているのです。誇らしい伝統だと思います。

議会全体の議員数は現在33人(欠員1)。つまり私の議決権の重さは33分の1(3%)なのですが、きょうの発言機会の比率は8分の1(12%)でした。

 

そして、これが本会議での質問時間になりますと、場合によっては7分の1とか6分の1にもなるのです。これは、33人のうち質問を希望する議員が6~7人にとどまることがあるうえ、国会と違って質問時間が会派所属議員の頭割りで配分されず、質問者に均等に割り当てられるからです(例えば1人=25分)。このことは、市民の多くや報道記者ですら、あまり意識されていないようです。

旭川市議会ではこの伝統によって、無所属や小会派の質問機会や質問時間が人数比では大きくなっています。ときどき大会派の議員から見直しの声が上がるのですが、多数決では「数」が圧倒的な力を発揮するわけですから、質問や発言の場面では少数者に比較的厚く配慮する――すなわち少数意見を尊重する――今のスタイルは、それなりにバランスがとれていると、私には思えます。

無所属議員や少数会派の議員が、P20180404市議会氏名表先人が築いた伝統の上にあぐらをかき、逆に多数派の意見をまったく無視して独善的な論理を押し付けようとしたら、批判を招き、せっかくの権利も脅かされてしまいます。決して発言をつつしめと言っているのではありません。多数派も少数者も大会派も無所属も、自分とは異なる立場の人の意見を真面目に聴き、合意形成の道を探る努力がいるのだと。きょう無所属議員としての初仕事を終えて、そう考えました。

 

※委員長の問いに対する私の答えは「(臨時議会は日数が短いので特別委員会を設置せずに)本会議だけで議案を審議する方法がよいと考えます」でした。