10636579_251523891724198_1707824249725821670_o  美しい自然や風景の中を仲間と一緒に歩く「旭川フットパス愛好会」(愛称・歩穂、ほほ)が17日、10年間の歴史を閉じました。最後の総会では、「惜しい。解散ではなく休会にしないか」という意見も出ましたが、話し合いの結果、会員の高齢化を考えて解散を決めました。

会員は70歳代が中心。51歳の私がまだ若い方です。寂しさもありましたが、現状を潔く受け入れ、きっぱり解散を選んだ先輩会員たちの態度を、たいへん誠実だと感じました。


 私の周りではこのところ、若い世代を中心に様々なジャンルで新しいグループやプロジェクトが誕生し、動き出しています。その一方、歩穂のように愛されながら幕を閉じる団体もある。

 年配の会員の方からよく聞くのが「活動を受け継ぐ若い人がなかなかいない」という悩みです。でも、前述のように、若い人も自分たちで考え、動いています。流儀は違いますが。

 私は東京、仙台、旭川で、市民団体やNPO、ソーシャルベンチャー企業の方々と接してきました。こうした有志の組織は、大企業や学校、スポーツの競技団体のような年齢や学年による新陳代謝がシステマチックには進みません。創業時の中心世代がずっとそのまま中心で居続けるのが多いと思います。活動のカギとなる価値観や体験を共有しやすいからでしょう。SNSなどのツール、組織形態や会議などへの考え方も、育った時代によって違いますから。

それでいいと思います。老若男女が交じった組織は長く続くかもしれませんが、よく言われるように、組織の維持が目的ではありません。寂しいですが、高齢化で幕を閉じるのは自然なこと。それを理解し、きちんと話し合ったうえで区切りをつける態度は、とても誠実で、美しいと思いました。

 旭川フットパス愛好会「歩穂」のお別れパーティーが4月21日にあります。私も参加します。

(写真は、2014年10月の旭川市民フットパスの集い)