P旭川大学■自・公・共、ものづくり学部に慎重・反対


 私立旭川大学を市立化するべきか否かについて、旭川市議会の審議が山場を迎えました。5日の特別委員会で、5つの会派と無所属の金谷議員がこれまで約1年間の議論を踏まえ、それぞれの意見を発表しました。これをもとに中川委員長らが月内に中間報告を取りまとめます。ただ、意見にはまだ大きな隔たりがあり、集約するのは簡単ではなさそうです。

 

論点ごとに各会派の意見を、あずまの理解で分類しました。

 

【旭川大学の市立化】

賛成(条件付き容認も)…自民、民主、虹と緑、金谷

慎重…公明「市の説明は不明確。慎重に時間をかけて検討を」

反対…共産「市の大学像が示されておらず、課題も整理されていない。
       結論を出すべきではない。『非』以外にありえない」

 

【学部・学科の見直し】

賛成…自民「全国的なニーズを見極めて」

民主「福祉系など人材不足産業に向けた人材育成を」

公明「高校生、進路指導教員の声を考慮して」

虹と緑「短大の生活学科は抜本的見直しを」

金谷「保健看護学科以外は廃止。新しい文系、理系の学部を」

反対…共産「旭川大学(の現経営陣)には公立化後の遂行責任がない
       ので、市が(学部見直しなど)何かを求めることは不適切」
                        (カッコ内引用者)

 

【ものづくり系学部の新設】

 賛成民主「原点である市民運動を継承する学部だ」
    虹と緑「東海大に替わるデザイン系ものづくり大学を旭大をベースに」
    金谷「世界から人を呼び込むデザイン系学部を」
 慎重自民「議論が不充分。旭大の公立化とものづくり学部を個別に検討を」
    公明「市の案は漠然。文系、理系のどちらかに」
 反対共産「現在の旭川大学(の経営陣)と協議が整っても、公立化後は不明。
      (ものづくり系学部という)具体的提案を行うことは不適切」
                        (カッコ内引用者)

 

【その他の特徴的な意見】

・名寄市立大学に対し、共存、連携、配慮を(民主、公明、共産)

・段階的設置も検討を。まず市立化し、その後に新学部(自民、民主)

・単純な私学救済とならないように(民主、公明)

・木材・家具・デザインは旭川市の強み。重点項目に(民主、虹と緑)

・学生の目線に立って(自民)

・現経営体制の刷新と、教職員に政治的中立性を(自民)

・(国から配分される)地方交付税の範囲内で運営を(公明)

旭川市庁舎五輪垂れ幕20180219・付属高校、幼稚園、専門学校の存続を市も考えて(共産)

・初期投資や老朽化施設の改修費も示すべき(共産)

・北大に次ぐ偏差値に(金谷)

・短大の公立化は再検討を(金谷)

 

【注】会派の正式名と所属議員数は、自民…自民党・市民会議(10人)、民主…民主・市民連合(10人)、公明…公明党(5人)、共産…日本共産党(4人)、虹と緑…虹と緑(2人)。無所属(2人)は藤澤議員(特別委員会外)と金谷議員