訓練物資運搬訓練食事 来月1日の「防災の日」を前に28日、旭川市主催の避難訓練が市立東鷹栖中学校で行われ、付近住民や市の関係部局、自衛隊、警察、気象台などの職員ら約200人が参加した。旭川ではこの一週間に台風11号と9号による大雨に相次いで見舞われ、川の増水などで各所に大きな被害が出たばかり。4月の熊本地震の記憶も新しく、実戦を強く意識した緊張感ある訓練となった。

 今回の訓練は台風の前から計画されていたもので、「避難所の自主的な運営」がテーマだ。折しも市内では20日から23日にかけ、二つの台風による土砂災害や洪水を警戒し、延べ26か所の避難所が開設され、延べ311人が一時身を寄せた。例年にない雨量で、その後も土壌が多くの水を含んでいるうえ、さらに次の大雨も心配されている。

■物資運搬、炊き出し真剣に

 徒歩などで同校体育館に集まった訓練炊き出し米150人は、町内会ごとに10班に分かれた。それぞれ班長の指示の下、主に男性は水や毛布など救援物資の運搬リレー、女性はアルファ化米(お湯をかければご飯になる非常食)の炊き込みご飯とみそ汁の炊き出しを協力して行った。

できあがると、床に敷いたウレタンマットの上で、みんなで輪になって食べた。「今回の台風を経験して自然の怖さを感じた。旭川は訓練炊き出し味噌汁災害が少ないが、油断は禁物だ」(高齢の男性)、「このように避難生活を肌で体験することが大切だ。アルファ化米がけっこうおいしいので驚いた」(70歳代の女性)などと話していた。

 この訓練には、市議会からも防災を所管する総務常任委員会のあずま直人ら2議員が参加した。あずまは訓練の合間に住民の方々と対話し、「行政は河川管理をしっか訓練背中りとやってほしい」「近所に膝近くまで冠水したところがあった。排水を改善できないか」などという声に耳を傾けた。