旭川あずま通信

元旭川市議会議員 あずま直人のブログ 

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東 直人
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「まだマシ選挙」のすすめ――アツくならずに選択しよう

 旭川市長選挙が4日告示された。2人の候補者をめぐり、「どちらを選んでよいか迷っている」という声を知人から聞かされた。心の底から投票したい候補がいないという。

 でも、現代日本のような価値観が多様になった社会では、特定の有権者(層)が大満足し、すっきりした顔で拍手喝采するような候補者は、むしろ危ない。異論が置き去りにされている恐れがあるからだ。

どの候補者に対しても、少なくない人が不満を抱き、「でも、別の候補よりはまだマシ」という判断から投票する。そういう選択の仕方を残念がらなくてよいと思う。

政治理論家のグッディンは、公共体の運用を考えるうえで「どの程度の犠牲なら許容なのかをめぐる公共的な議論を理性的かつ現実主義的に遂行すること」が有効だと言っているそうだ(※)。選挙においても、それが当てはまると思う。


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プラタナス通りの落ち葉掃除

深まる秋。けさ(4日)は自宅近くのプラタナス通りで、町内会の落ち葉清掃でした。冬を迎えるための恒例行事。これをしっかりやらないと、春の雪解けのときがたいへんです。

夏秋にすばらしい緑と紅葉を楽しませてくれる並木道ですが、大量の落ち葉が悩みのタネ。日頃から掃除をされている地域の方々、沿道の店舗の方々に改めて感謝します。

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政策には決め手なし――有権者泣かせの市長選

 告示が4日に迫った旭川市長選挙を前に、立候補予定者2人の政策の比較特集が新聞に掲載された。多少の違いはあるが、政策面では選べない、というのが実感だ。一生懸命、特集をまとめた記者たちには申し訳ないが、いくら読んでも決め手がみつからない。

201811市長選新聞記事政策集 例えば北海道新聞(1日付)を見ると、市立病院の再建問題については「西川氏 経営改善に手尽くす、今津氏 旭川医大に学び黒字化」という見出しがあり、旭川空港の運営については「西川氏 地の利で国際便増便、今津氏 LCC誘致進めたい」とある。それぞれ相手候補も似たことを唱えている。候補者名を入れ替えて読んでも違和感ない。

見出しだけでなく記事部分もそうだ。まるで、トヨタと日産のミニバンを比べているようだ。

 

◆本当に民主的な態度とは

 

新人の方の「市役所の新庁舎計画をいったん白紙にし、現在の庁舎は残す」「公立大学の設置を決断する」という政策は、一応は目立つ。だが、現職が逆かというと、そうでもない。新庁舎、公立大学とも政策の重要部分を保留にしているため、争点がぼけてしまっている。

 米軍基地建設や原発再稼働のような明確な対立軸がなく、政策面では決めにくいのが今回の旭川市長選なのだ。政策をなにより大切にする有権者には酷な選挙と言える。

 そのようにした責任は、一般的には挑戦者の側にあるだろう。市政を変えたいと言って立候補するのだから。

 しかし、今回のように、相手が肝心な部分を不透明にしているのなら、そうとばかりも言えない。むしろ、民主主義の手続きを考えれば、こっちの方が問題が大きい。

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市長候補よ、哲学を語れ――スペック競争を超えて

P20181029旭川市長選討論会 旭川市長選挙に向けた昨日の公開討論会。私は一番後ろの席で聴いていたが、途中でメモを取るのをやめてしまった。2人の立候補予定者とも、このまちが直面している多くの課題に対し、具体的にどう取り組むかを熱く語っていた。それを否定するわけではないが、まるで家電製品のカタログを読み聞かせられているような気分になったからだ。

 両氏とも制限時間の中で、用意してきた政策案をわかりやすく、かつ残さずにしゃべろうとしていた。新市庁舎案、公立大学像、経済活性化策…。熟慮を重ねて練った、どちらも立派な政策案だ。

 でもそれは、家電のスペック(性能)にも似ていて、印刷物やホームページを見ればある程度わかる。政策という市民サービスの優劣は、功利主義の見地からは最優先の価値だろう。官僚のトップならそれだけでいい。でも、政治リーダーにとって、政策は問われているものの全部ではない。

こうした公開の場で本人たちに肉声で語ってほしいのは、リーダーとしての「哲学」だ。今の社会をどこまで掘り下げて考え、未来をどう描いているか。どんな共同体を理想としているか。

 

◆地方と中央のあり方

 

 私は、地方分権と中央集権について二人がどう考えているか知りたかった。新人の今津氏は中央政界や官界とのパイプを強調し、永田町・霞が関からより多くの予算を引き出すと約束した。未経験者なのに大胆とも思えるが、眼の前の課題を解決し、住民サービスの向上を図る市長になろうとする者なら当然かもしれない。では、財源や権限が大きく中央側に偏った今の中央政府と地方政府の関係には疑問を感じないのだろうか。そこは見えなかった。

現職の西川氏の言葉には、旭川市を江戸時代の藩になぞらえた箇所があった。私は「おっ」と思い、放り出していたペンとメモ帳を一瞬、手に取り直した。

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自治体が取り組むべき最大の課題は

P20181028武田文男教授 きょう28日、札幌で開かれた地方議員向けの政策研修会で半日勉強してきました。いま地方自治体の最大の課題は何か。人口減少対策。災害対策。もう一つ挙げるなら、再生可能エネルギーへの本格シフト(世界の潮流!)。講師の方々の話を聴き、改めて認識しました。
 来月の旭川市長選挙も、これらのポイントを念頭に、各候補の訴えを聞いていきます。


P20181028札幌政策研修会(写真の講師は、武田文男・政策研究大学院大学教授)

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